劇場スタッフの仕事のひとつ
お客様のご要望を聞く
ということがあります
さまざまな、要望を
お聞きする事もありますが
お客様の望むことが
すべて
叶うというわけでもありません。
要望の範囲は
どのあたりまでなのか…
毎日、私達スタッフは
問題にも直面します

最近の一例をあげれば
ありがたいことに沢山のお客様の
ご来場の日がありました
あと数席のみ空いている状態。
そこに、お二人ペアなお客様がご来場
お並びいただける2席はすでになく
端に、補助席2席を並べて
お座りいただきました
するとすでに席にお座りの
ご予約済みのお客様が
自分にも、補助席を出せ
出さないと、帰ると一喝。
スタッフも
補助席は出せないので
そのままお席にお座りくださいと
再度やり取りを。
じゃあ、もう立ち見でいい
※席はあり
と、後ろに立つ。
カメラを撮りたいのだなと思うが
そのやり取りを見ていた
他のお客様も
じゃあ、
立っているそのお客様をみて
私も立ちたいと言われ出す
恐怖の連鎖。
お願いしても難しかったので
社長に立ち見はご遠慮くださいと
私が
アナウンスを頼むと
怒って、お客様は帰られた。
簡単にはそんな流れ。
私も、対応したスタッフが
補助席を出さないと
帰られると言われてますが
どうしますか?
と慌てて聞きにきましたが
私が
『じゃあ、お帰りいただこう』
と、
私が
決めました。
責任は私。
対応した
スタッフは何も悪くありません
クレーム、怒号は
オバサンスタッフまでお願いします
帰ってほしくは無いけれど
お客様のご要望する事柄を
許可しないなら帰るとおっしゃるなら
許可できないので
お帰りいただくしかありません
なんだか
色々難しいなと思い
お帰りいただいたお客様にも
申し訳ないなとか
色々、モヤモヤしていたけれど
そのお客様だろうと思うSNSに
気分が悪いと書かれ
対応スタッフは
疲労困憊し、
自分の対応が悪かったのかなと落ち込み
良いことひとつもないと思ったので
ここに書きました。
お客様の要望を叶えるのは
私達の仕事。
理解はしている。
ですが
それは本当に
大勢のお困りのお客様からの
ご要望なのか
個人的な事なのかは
これからもきちんと
考えながら対応したいと思います

ルールばかりと言われても
それが大勢の皆様が集う
劇場の
考え抜いたルールなら
どんなに批判されても
貫こうと思います


